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師匠との思い出

こんばんは、芝﨑です。

今日のブログは私の師匠のことを書かせてください。


私の人生の師匠とは、プロフィールのページに書いているように


神戸の歯科診療所に勤務していた時の院長です。


ある日のことでした。


私が開業時に融資を依頼していた金融機関から、融資予定額を減額したいと突然、連絡がありました。


私は、どうしてよいかわからず、ただ落ち込むばかりでした。


医局でしょんぼりしている私に、院長は


「何、しょげているんだ」


「あ、はい・・・・・」


 「どうしたんだ?」

 「あのー、金融機関から融資を減額したいと言われて・・・」


 「で?」

 「はい、どうしていいのか・・・」

 「芝﨑、それで、なにか行動を起こしたのか?」


 「・・・・・・・・・・」

 
 「どうして、食い下がらないんだ!!」

 「・・・・・・・・・・」


 そのとき私は、心の中で思いました。


 院長は、阪神大震災で、実家と診療所を全壊。その後、多額な借金をして、新たに診療所を立て直し、


 必死に地域医療に頑張っておられる。それなのに自分は・・・・・・ 


 何もしていない。


 ただ、落ち込んでいるだけ。


 本当に恥ずかしくなりました。


 しばらくして


 「院長、電話をお借りします。」


  私は、受話器を手にとり


  その場で、金融機関に電話をしました。


 「あの、もう一度、お話を聞いていただけないでしょうか?


  開業計画について、詳細に説明したいので、よろしくお願いします。」


  その場で、アポイントを取りました。


  受話器をおろしたとき、手にびっしょり汗をかいていたのを覚えています。



  そのとき、院長は


 「お前も少し男になったな。でもこれからはイバラの道だぞ。


  しっかり頑張れ」


 と、声をかけていただきました。



 その時、何か、自分でも一皮むけたような気がしたのを覚えています。


 その後、無事予定通り、融資をしていただけることになりました。



 今から振り返ると


 あの、院長の一言がなかったら・・・・・



 今でも、本当に感謝しております。



 近日中に、院長と再会予定です。



 本当に楽しみにしています。



 芝﨑 宏




 









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